エニキャリとENEOS、無人宅配ロボットを活用したデリバリーインフラ構築に向けて協業、月島エリアで実証実験開始

配達機能を持たない小売業のクイックデリバリー(即時配達)を事業者に合った形態で連携して支援する株式会社エニキャリ(以下、当社)は、ENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS)と無人宅配ロボットを活用したデリバリーインフラ構築に向けて共同研究契約を締結しました。

・協業の背景
コロナ禍により日本でもフードデリバリーが急速に普及し、当社が掲げる「街中の商品が30分で手元に届く社会」への気運が高まっています。一方でフードデリバリーを利用しない一般消費者からは配達料が高いといった声があり、事業者にはコスト減の仕組みが求められています。また人口減少が続く日本においては、クイックデリバリーの最大の課題は配達人員の不足です。
これらの課題解決と実現を目的として、「地域サービス」などにおいてプラットフォーマーへの転換を長期ビジョンに掲げ全国にSS(サービスステーション)を展開するENEOSグループと、物流サービスにおけるラストワンマイルのナレッジと新興としての柔軟性・革新性を強みとする当社が連携します。

・協業の概要
本協業を通じて当社とENEOSは、フードをはじめ飲料食品や日用品などさまざまな店舗の商品の配達を可能とする新たなデリバリーインフラの構築を目指します。
第一歩として、株式会社ZMP(以下、ZMP)が開発する無人宅配ロボDeliRo™(以下「デリロ」)のモデル地区である東京都中央区佃・月島エリアにおいて、ENEOSと協同で実証事業を行います。
実証事業においては、Dr.Drive月島SSをハブとする「デリロ」を活用したデリバリーの仕組みを協同で構築し、本事業の技術的実現性・ビジネス成立性等を検証します。
2022年を目途に最適なシステム・ビジネス等の設計・構築を行い、協同で安心・安全・低コストなデリバリーインフラの提供を目指します。

  • 実証事業の概要

目的:無人宅配ロボットを活用したデリバリーインフラ構築に向けた技術的・ビジネス的課題の抽出
期間:2021年2月予定 ※公道走行に必要な手続き等が終了次第
場所:
・配送エリア:東京都中央区佃
・無人宅配ロボットステーション:Dr.Drive月島SS(運営:東新エナジー株式会社、住所:東京都中央区佃2-18-8)
内容:エニキャリと共同構築するプラットフォームを通じて近隣住民からの注文を受け、「デリロ」等を活用した配送を行う。
各社の役割:
・ENEOS:「デリロ」の保有・保管・運用及び注文・宅配プラットフォームの運営
・ZMP:「デリロ」と管理システムRoboHI®の提供、その他ロボット運用の支援等
・東新エナジー:ロボットの充電・デリバリー拠点の提供
・エニキャリ:注文・宅配プラットフォームの構築

※開始日や参加飲食店・小売店などその他詳細は後日発表予定です。

◆エニキャリのサービスについて
配達機能を持たない飲食店・小売店のクイックデリバリー(店舗直送の短時間配達)を代行するサービスを提供しています。さまざまな商品の注文受付から店舗受取・配達までの煩雑な業務を独自開発のデリバリーシステムにより、効率的に請け負います。異物混入対策などトレーサビリティーの仕組みと管理・教育の行き届いたキャリースタッフで安心・安全を実現します。また雨天時も安定的な人員配置で配達を実施し、フードだけでなくその他の小口物品の配達も可能です。
注文サイト「anyCarry.jp(エニキャリドットジェイピー)」へ出店いただくことで注文受付から配達までの全てのデリバリー関連業務を当社が実施するモデルや企業や店舗がECサイトや電話などで注文受付を行い、当社が商品受け取りから配達までのラストワンマイルに特化するDeaaS(ディアース、※1)モデル、当社の配達プラットフォームを活用し配達だけを企業や店舗が行う自前配達モデルなど、多様な組み合わせが可能で企業や店舗に寄り添ったデリバリーを実施します。
※1 DeaaSとは、Delivery as a Serviceの略です。

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